2012年12月1日土曜日

STREAM 201HW レビュー②(SoftBank 4G編)


最速61Mbps!?快適すぎる「SoftBank 4G」レポ!

201HW特集第2回の今回は、201HWの売りの1つでもある「SoftBank 4G」について書いていこうと思います!



“SoftBank 4G”とは?

SoftBank 4Gとは、ソフトバンク傘下のWireless City Planningが提供するAdvanced eXtended Global Platform(AXGP)網を利用した、ソフトバンクモバイルの高速通信サービスです。
iPhone5やiPad(4th)、iPad miniで提供されているのは“SoftBank 4G LTE”で、こちらはFD-LTEと呼ばれるのに対し、“SoftBank 4G”はTD-LTEと呼ばれています。
ややこしいので一応その2つの違いを述べておきましょう。

◯SoftBank 4G(AXGP)

周波数帯:2.5GHz帯
通信速度:受信最大110Mbps(一部76Mbps)、送信最大10Mbps(理論値)
速度規制:データ通信量7GB/月もしくは5GB/月を超えるとその月末まで通信速度を最大128Kbpsに制限。また、約1GB/3日で制限がかかる場合がある。
対応端末: 
【データ端末】
ULTRA WiFi 4G 101SI(発売中)
ULTRA WiFi 4G 102Z(発売中)
ULTRA WiFi 4G 102HW(発売中、受信110Mbps対応)

【スマートフォン】
STREAM 201HW(発売中)
RAZR M 201M(発売中)
PANTONE 6 200SH(発売予定)
AQUOS PHONE Xx 203SH(発売予定)
ARROWS A 201F(発売予定)
HONEY BEE 201K(発売予定)

◯SoftBank 4G LTE

周波数帯:2.1GHz帯
通信速度:受信最大75Mbps、送信最大25Mbps(理論値)
速度規制:テザリングオプション適用時のみ、7GB/月で通信速度を最大128Kbpsに制限。また、約1GB/3日で制限がかかる場合がある。
対応端末:
iPhone5
iPad(4th、Retinaディスプレイモデル)
iPad mini

といった感じですね。
今のところ、4G LTEはiPhone、iPad専用回線と言って良いでしょう。
4G(AXGP)のサービスインは2012年の2月でしたので、4G LTEよりも約7ヶ月早く始まったことになりますが、4G LTEはライバルのKDDI(au)もiPhone5でLTEサービス「au 4G LTE」を提供し始めたこともあり、猛スピードでエリアが拡大されているようです。
実際にエリアマップを見てみると、全体的に4G LTEの方が対応エリアが広いなという印象を受けました。

正直ナメていた...SoftBank 4Gの実力。

今回201HWのイベントに参加するまで、SoftBank 4Gは知ってはいたもののそんなに興味はなく、エリアや通信速度も大したことないんだろうと思っていました。
えー、関係者の皆様、申し訳ありませんでした!
まずひとこと言いますと、SoftBank 4Gすごいっす、はい。
まずエリアからなんですけど、予想以上に広くて(僕の行動範囲では)、驚きました。
周りが囲まれた所とかではさすがに3Gへ切り替わってしまうんですけど、それ以外の場所では本当に快適に使えます。

んで、しばらく使ってみてのエリア報告です。
限られた地域ですが参考になればと。

◯埼京線(赤羽~大宮)
赤羽~北赤羽のトンネル内と浮間舟渡~戸田公園の荒川上は3G、与野本町付近は少し電波が弱い印象。大宮の地下ホームはもちろん3G(約5Mbpsを計測)
それ以外の区間では10~20Mbps出る。
◯宇都宮・高崎線(赤羽~大宮)
赤羽~川口間の荒川上は3G、蕨付近はたまに3Gに落ちることも。
◯京浜東北線(赤羽~秋葉原)
上中里付近では3G。秋葉原では受信約7Mbpsを計測。

高校生でテスト前ということもあり、これしか調査ができませんでしたー。

しかし、ほとんどの所で4G(AXGP)に接続することができ、快適でした!
201HWは4G(AXGP)のエリア外であっても、受信最大42Mbpsの“ULTRA SPEED”や、900MHz帯の“プラチナバンド”にも対応しているので、そんなにネットワーク面で困ることはないかと思います(繋がれば)。


一例として埼玉県南部の4G(AXGP)のエリアマップ。
4G LTEには及ばないものの、なかなか頑張っている。

次は気になる速度。
どーん!
JR赤羽駅4番線で計測しました。
まぁ駅構内に基地局あるんでしょうけどね。

これはJR大宮駅2番線です。
速い速い。

受信7.11MbpsはJR秋葉原駅のホームで同じく7.48MbpsはJR上野駅のホームです。
駅も、周りが囲まれた感じだと速度落ちるみたいですね。
駅出ると20Mbpsくらい出ましたし。
PINGも3ケタいくことは無かったと思います。

電池持ちですが、常に4G(AXGP)のエリア内であればそんな酷い減り方はしないです。
201HWも1,930mAhのバッテリー積んでますしね。1日しっかり持ちます。
ただ、3Gと4G(AXGP)が頻繁に切り替わる場合は、みるみる減っていきますね。
場合によっては4Gを切っておく、ということも必要になるかもしれません。
KDDI(au)が「au 4G LTE」で電池持ちを長くする工夫をしたり、3Gと4Gの切り替えをスムーズにできるようにしたりしているので、そういったものもあると嬉しいですね。

②まとめ!
Twitterでフォロワーの方が「SoftBank 4G快適ですよ!ユーザー増えて欲しくないくらい(笑)」とおっしゃっていたのですが、まさにその通りだと感じました。
東名阪を中心にエリア展開を進めているとのことなので、まだまだ使える場所は限られているものの、対応エリア内ではユーザー数が少ないこともあるのか爆速通信が可能です(笑)
受信最大76Mbpsで“業界最速”を謳っていますが、欲を言えばスマートフォンで最大110Mbpsの通信にも対応して欲しいところです。
しかし、最大110Mbpsでの通信は電池消費がかなり激しくなるらしく、現在の対応端末はモバイルWi-Fiルーター「ULTRA WiFi 4G 102HW」のみという状況に留まっています。
まぁ60Mbpsも出てワガママ言うなって話なんですけどね(笑)

今はモバイルWi-Fiルーター3機種と201HW、RAZR M 201Mの5機種しか対応していない「SoftBank 4G」。
今後、年末から年明けにかけて“AQUOS PHONE”や“ARROWS”などの人気スマートフォンが4G(AXGP)対応端末として登場してきます。
ユーザーが増えてから、速度がどのように変化するのか。また、今後のエリア展開にも期待です。

「SoftBank 4G」対応スマートフォン初号機の「201HW」。
その速さをぜひお確かめください!

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